人を不安がらせて商品を売る……やっぱり私は好きじゃないなぁと思った話

不安な人 思考・気づき

「不安がらせ商法」って、ありますか?

「不安がらせ商法」という名の商法が本当にあるかは知りませんが
(検索しても当たらなかったけど)、
お客さんを引き付ける1つの方法として成り立つのではないでしょうか。

実際にそんなあからさまじゃなくても、『そのままでいいんですか?』『本当に大丈夫?』
みたいな感じで、『え……今やらないとダメなのかなぁ……』と不安に思わせるような
言葉が使われていることもありますよね。

“商品”ではありませんが、私も先日こんな出来事がありました。

新しい歯医者さん

子どもが歯科検診で虫歯が1か所あるという結果をもらってきたので、
歯医者さんに行きました。

以前お世話になった歯医者さんは遠くて通うのが大変だったので、
今回は新しいところへお世話になることにしたのです。

新しくお世話になった歯医者さんは、歯磨きの仕方など色々とチェックしてくださり、
指導してくださりと、すごく充実したサービスではありました。

けれども。

「磨き残しが80%あります」
「(写真を見せながら)この付着しているカスは全部ばい菌だと思ってください」

みたいな内容を矢継ぎ早に、ドキッとするようなキーワードを強調するように
伝えてくださるんですね。

確かに先生のおっしゃる話は「正論」です。
そして、磨き残しが80%あることも、付着したカスが全部ばい菌なのも「事実」です。

間違ったことは言ってない、仕上げ磨きをサボったのは私の方で、責めを負うのは私。
その通り。でも『ううっ……。』と何だか言われるたびに苦しい。

一番グサッときた一言

そして、一番つらかったのは、問診票の「仕上げ磨きをしていない」に
「はい」と〇を付けたのに、先生は私の前でその問診票を読んでいるのに、

「お母さん、もちろんちゃんと毎日仕上げ磨きをしていますよね?」と聞かれたとき。

なんか先生、きちんと私の口から「いえ、していません。」って白状させたいのか?
と思いました。

仕上げ磨きしてないってば。そう書いたじゃん。。。

先生ほんと尋問みたいだなーと思いながら「いえ、仕上げ磨きしていませんでした。」
と言うと、

「ええ!していなかったんですか!?それはいけませんねぇ!」
と、わざと大袈裟に驚いて見せる先生。

もう、知ってたでしょー?さっき問診票読んでたじゃんー。

という感じで、なんというか「ちゃんとしてないお母さん」と私に認めさせたいような
(いや、実際ちゃんとしてないけどさ)恥ずかしい思いをさせたいのだろうかという
責められ方に、終始『ううっ……。』ってグサグサ凹んで終わりました。

「正論攻め」はつらいと思う

こんなことをブログに書いても先生の方が正しくて、サボった私が悪いのは承知。

確かに、はぁーちゃんとしないとなーと凹んだし、
定期的な虫歯予防のサポートを受けさせようという気にはなったけれど
(誰だって我が子は大事だからね……でもそれを逆手に取っているような方法が何かヤダ)、

まぁ……私は好きじゃない方法だなー。と、サボったことを棚に上げて、
そんなことを思いました。

お母さん達、というふうに限定するものでもないけれど、
自分が今子育て真っ最中だから見聞きする話がお母さんの立場が多いのであえて、

お母さん達、めちゃくちゃがんばってるよ。

でもなんか、育児書なり、CMなり、今回の件なり……手抜きを許されないような、
ちょっとの隙もないような、
ガチガチの子育てを強いられているように感じる瞬間ってあります。

そんな場面で『これ以上どうがんばるの、無理だよ』って思って落ち込むお母さんも、
いるんじゃないかなぁ。

私は好きじゃないからやりません。

私が以前に家計相談を受けたとき、相談者の方に「家計管理がずさんで怒られるかと思った」
と言われたのが衝撃的だったのを覚えています。

FPってそんなイメージなんだ。

日本FP協会は、会員のFPに士業としての凛々しさを求めているけれど、
それはしっかりしているなっていう安心感を持ってもらえる反面、
ダメダメすぎて怒られるかもとか、相談しにくい、敷居の高いイメージも
持たれてしまうんだなと、そのとき思いました。

・家計簿は付けないより付けた方がいい。
・無駄遣いはしない方がいい。

これはFPとしたら“正論”かもしれないけど、

「ええっ!家計簿付けていないんですか!?」
「それではいけませんねぇ!」

うーん。

私は絶っっ対、言わないな(言わないっていうか、そもそも思っていないし、
かく言う私もちゃんとなんて出来ていないし)。

と改めて思った、ずーんと凹んだ歯医者さんからの帰り道でした。

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