先日、こんな出来事がありました。
娘達が家に絵の具セットが欲しいと言いだし、
おこづかいで買えないか検討をはじめました。
小さい頃からお絵かきや工作が大好きだった娘達。
学校で絵の具を使って絵を描いたのが、とても楽しかったようです。
「どこに売ってる?文房具屋さんにありそうだよね?」
2人で相談しています。
ちょうど漢字ノートも無くなるタイミングだったので、
子供達を連れて文房具屋さんに行きました。
絵の具セットが1400円。パレットが800円。
思ったより高かったみたい。
「2人のおこづかいを合わせて、次のおこづかいまで待てば買えるね。」
うーん・・・。(全財産を使い果たしてまで欲しいか考えている)
ママ、他に売ってるところないかな?というので、
もしかしたら100円ショップにあるかもよ?と言いました。
結局、100円ショップで小さいパレットと8色の絵の具セットを見つけて、
2人でお金を出し合い購入しました。
100円ショップでは、さらに毛糸を見つけて購入。
「絵の具100円であったね。何でもあるね、100円ショップ。」
100円ショップがかなり気に入ったようです。
ところが、
また別の日、100円ショップで買った給食用のコップが割れてしまいました。
すると今度は、
「しょうがないよね、100円ショップだし。」
という言い方をするんです。
今の子供達は、100円の価値をどう感じているのかなと考えさせられました。
私達が子供の頃に100円で売っていたものが、今は100円で買えなくなってきています。
缶ジュース、たい焼き、カップアイス、ドーナツ、ポッキーなんかも・・・、
だいたい100円だったものは今感覚的に130円ぐらいですよね。
その一方で、時計、老眼鏡などから日用品まで、信じられないものが100円で買えたりします。
そんな、値段の逆転現象があちこちに起きていて、
物の価値がまっすぐな定規で測れなくなっているんだなぁと思いました。
100円の絵の具と1400円の絵の具は何が違うんだろう?
そんな疑問に気付いて、考えて、自分で決める力が必要な時代になってきましたね。
そのあたりの値段の差について何か言おうか迷いましたが、
できれば自分で気付いてみてほしいな。と思ったので、
もう少しこのまま見守りたいと思います。
子供達から質問が飛んできたら、またこの話題に触れますね!
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