就活の思い出

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もうかれこれ10年前の話です。

就活シーズンが始まって最初の頃、まだ自分が何をしたいんやろって定まってない中で

何かヒントがないかなって就活フェアみたいなのに参加しました。

大きい会場でたくさんの企業がブースを出しての説明会です。

会場の一画にイベントステージがあって、

どこか忘れましたがベンチャー企業の社長さんだったかな、若い方でしたが、

就活の極意みたいなテーマのパネルディスカッションをやっていました。

内容は気持ちの話というよりコツやテクニックが多くて。

確かに切羽詰った就活生には使える!って思われるコツやテクニックの方が

受けはいいんだろうけど、

なんか、私の悩みはそこじゃなくて、って思ってしまって、

つい、

「質問がある方いませんか?」に手を挙げてしまいました。

いっぱい手が挙がるだろうと思っていたら、私しか挙げていなくて。

で、マイクを渡されて。ドキドキしながら、

「やりたいこととできることが全く違う分野だったら、どっちを選べばいいと思いますか?」

って質問したら・・・、

会場がものすごく変な空気になった。

ザワザワして、クスクス聞こえて、ステージの人まで

「これはどう答えたら・・・困りましたね~」みたいな、

「ま、どっちでもいいんじゃないですかねっ。」みたいな締め方で。

若かりし私は超~~~凹んだ。という甘酸っぱい?思い出です。

「やりたいこととできることが全く違う分野だったら、どっちを選べばいいと思いますか?」

私は、大学で専攻した「できる分野」は電気電子工学。

でも興味があって好きでやってみたいと感じるのは広告出版とか。文系分野でした。

めちゃくちゃ本気で悩んでました。

だから、こんなに本気で悩んでるのに、

みんなが質問ってそれなの?みたいな空気だったのがすごくショックでした。

結局、10年前の私はその後「できること」を選びました。

無難な選択だったのかもしれないけど、

ちゃんと考え抜いてこの会社だったら、と思って決めました。

で、今なんでこれを思い出したかというと、最近、新しく文章を書くお仕事に挑戦し始めたからです。

それは、あの時、悩んだ末に選択しなかった方の道。

結婚の時も仕事か家庭かが相容れないY字の分かれ道みたいに見えていたけど、

今なら時間軸をずらして縦につなげば両方を追えるよって思えます。

それと同じで、あの10年前の出来事も、

「できること」と「やりたいこと」がY字の道に見えて悩んでたけど、

今は、時間軸をずらして縦につないで両方追おうとしてるだなぁって、なんか感慨深くて。

だから悩まなくて大丈夫だよ!今楽しいよ!って、

あの頃に私に伝えたい気分です^^。

就職も、結婚も、Y字じゃなかった。

一生懸命だからこそ見えなくて。言えなくて。

同じように本気で悩んでる人がいたら、大丈夫だよ!って言ってあげたいな。

そんなことを考えていたら、最近キャリア教育の分野にも興味が湧いてきました。

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