「GAFA」という略し方、最近、ネット記事などでも時々見かけるようになりました。
G=Google
A=Apple
F=Facebook
A=Amazon
という意味で、世界に影響力のある4強企業を表しています。
今回の本:「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」
この本は、主に
- GAFAがなぜこれほどの力を得ることができたのか
- GAFAは世界をどう支配し、どういう形に創り変えたのか
- GAFAが創り変えた世界で、私達はどう生きるか
という内容が書かれています。
以前、裏側の情報……という内容のブログを書いたことがあったけれど、
この本はまさに!そんな裏側な匂いがするぞ!と思ったので、早速買って読んでみました。
手に取ってびっくり、とても分厚い本で400ページ強。
私は読書は好きなんですが、読むスピードはそんなに速くないので、最後まで読むのがしんどかったですー。
気になる本の内容は?
前半には、GAFAそれぞれの企業がどうやって力を得てきたかという内容が1社ごとに詳しく書かれていました。
登場する数字のデータや、どことどこの企業はこうなって~っていう時代の流れに出てくる企業名なんかはアメリカの内情で、詳しい方には「ほほー」という、とても説得力のある話なんだろうと思うけど、私は全く知識がないので理解するのが難しかったです。
「そういう企業があったけどそうなっちゃったんだね」というふうに実感の湧かないまま、文面通りに理解した感じでした。
ただ、とにかくGAFAがすごいことは分かりましたよ。
という1文のみの感想ではペラッペラなので……、私が読み取ったことを並べると。
それぞれの企業が巨大な情報を支配していて、それはもう、脳みそに悪い企みがよぎったら世界を操れちゃうようなレベルで、「そんな力を、私、持ってますからね~」っていうのが他企業や国家に対しても十分な牽制力を持っていて、それぞれはいち企業だけど、もうやってることは国家レベルの交渉みたいな雰囲気で。
そんな「そら恐ろしいすごさ」みたいなものは、私でもじゅうぶんに伝わりました!
だって本当に、他人に言えない悩みをGoogleには打ち明けます(※検索のこと)よね。
本文中にあった、そんなGoogleの存在が「神様」のよう、という例えは、すごくイメージしやすいと思います。
もはや四騎士に対抗できる力があるのは四騎士だけ
で、もはや四騎士に対抗できる力があるのは四騎士だけというのが今の状態。
- そうしたら、これからはGAFAで潰し合いになっちゃうの?
- 他に、第5の騎士は現れるの?
- 私達一般人はどうすりゃいいの?
みたいな話が後半に書いてありました。
お腹にドフッとくる重たさだけど、読んでよかった。とてもおもしろかったです。
GAFAなんてすごすぎるけど、私だって変わっていく世界に置いて行かれたくはないなぁ。
じゃあ私はどう考えるだろう、ということで、ここからは個人的な考えですが。
私の読書感想文にもお付き合いください
今の世界って現実(A世界)ともう1つ、ネット上に別の世界(B世界)が広がっていて、私の感覚では別々の世界が2つある(こうしてブログを書いている今は、魂はネット上のB世界いるように感じている)ように見えています。
GAFAを始め、今は「B世界」が戦国時代みたいに「占領地の奪い合い状態」になっているけれど、私が思うのは、行きつくとこまで行ったら、きっと、みんなA世界に戻ってくるんじゃないかな。ということ。
AとBの世界を行ったり来たりしているふうに、私もA世界とB世界を使い分けているけれど、B世界でやっている色々なことの真の目的は?と考えると、それは間違いなく「A世界の豊かさ」の為であって。
それはGAFAぐらいデカい規模だろうが私みたいな一個人だろうが、きっと共通する想いだと思うのです。
世界中の「B世界につながっている個人」も、きっと同じ想いでしょう。
だからきっと、このままB世界で「いったい何が何で、何を信じればいいんだ!!」みたいな大混乱(=行きつくとこ)まで行ったとしたら、みんな最後には現実世界の「つながり」やら「愛」やら「信頼感」やらに帰ってくるんじゃないかなって思うんです。
B世界の何を信じればいいか分からなくなるんですよ?そうしたら、
「〇〇さんだから(信じる)」
が結局、最強の力になるんじゃないかと!私はそう思うのです。
だから私が「GAFAのその先」を考えて行動するとしたら。
それは「横山さんだから」って言ってもらえるような人でいればいいんじゃないかと!
そんな感想を持ちました。
すごいことを書いたように見せかけて、全くすごくない結論です(笑)。
夫は、よく「なんだかんだでお百姓さんが一番すごいと思うんだよね」と言います。
私の言いたいことも、その感覚に近いんじゃないかなって、何となく思います。
極端な話、自給自足で暮らせたらお金は要らないのですから。
「GAFAさんご自由にどうぞ」って言える暮らしって、ある意味最強なのかもしれません。
この本が気になる気になる!という方はぜひ読んでみてくださいね(ドフッとくる重たさですが……)。