【おこづかい教育】子どもの買う物に親が口出ししない方がいい2つの理由とは?

おこづかい教育
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我が家でも子どもたちにFPmama Friends流のおこづかい教育を実践していますが、
やってみて「難しいけど大切!」と痛感するのは、

「親が子どもの買う物に口出ししない」ということです。
なぜそれが大切かを説明したいと思います。

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子どもの「大切」は、大人からすると「謎」だったり…

子どもの感性っておもしろくて、大人からしたら「それ、いる?」って思うものを
大事に取っていたり、ほしい、買いたいと言ったり……。

子育てをしていて、そんな場面に出会いませんか?

我が家の3姉弟は小さい頃、それぞれ1つずつ「だいじカゴ」と呼んでいるBOXを持っていました。
だいじカゴはその名の通り、それぞれが「大事なもの」を取っておくためのBOXなのですが。

中を覗いてみると、おみやげにもらったキーホルダーなどに混じって、
なかには「捨てたら(笑)?」と言いたくなるような……例えば、どこかで拾ってきた石や、
削るのに限界まで挑戦した超小さいえんぴつなど、私には謎すぎるものが入っていたりします。

だいじカゴの中は、整理の仕方も含めて3人それぞれの性格が出ていておもしろいものです。

おこづかいでの買い物に、親が口出ししない方がいい理由は2つある

同じように、子どもがおこづかいでお買い物をするときにも、親から見たら
『そんなもの買うの!?』
『いらないでしょ、それ。』
『それ買うぐらいなら、こっちにした方が……。』

と、つい言いたくなるような“謎のもの”を買おうとするときがあります。

そんなとき。
おこづかい教室でも“おこづかいのポイント”としてお伝えしているのは、

“子どもの買うものには極力口出しをしないで、言いたい気持ちはぐっと我慢してくださいね”

ということです。
なぜ口出ししない方がいいのでしょうか。それには2つの理由があります。

理由①子どもに「失敗」させるため

1つ目の理由は、「子どもに失敗をさせるため」です。

私は冗談で子どもたちに「ママは未来が見えるのだ」と言うことがありますが
(その位置のコップは肘が当たって今にも倒しそう!みたいなことです)、

子どもたちをよく見ている親だからこそ、
『それ前にも買ってすぐ飽きたやつじゃん。』とか、
『そのタイプはすぐ壊れてゴミ箱行きだわー。』とか、
『その金額でそれ買うんだったら別のにすればもっといいものが買えるのに。』とか、

我が子が失敗する未来が目に見えているのです(笑)。

でもそれを転ばないようにと小石を先に取り除くようなことをしてしまっては、
子どもは失敗を経験することができませんよね。

買ったけどすぐに使わなくなってもったいなかったな。
安いと思ったけど、すぐ壊れちゃって残念だったな。
いいと思って買ったけど、よく考えずに買ったから他のほしいものを買うお金がなくて困ったな。

「失敗」は、子どもたちに色んな“気づき”を与えてくれます。
これが買い物にあまり口出しをしない方がいい1つ目の理由です。

理由②子どもの「価値観」を育てるため

子どもの買い物に口出しをしない方がいい2つ目の理由は、
「子ども自身の価値観を育てるため」です。

当たり前のことですが、私たち親と子どもたちは別人格。
そして、兄弟それぞれも別人格。

親からしたら“謎のもの”でも子どもたちにとっては“宝もの”であることは多々あります。
子どもたちには、その気持ちを大切にしてほしいのです。

好きなものや、大切にしたいものという「価値の基準」は、
子どもたち自身が、自分の心で感じて作り上げていくものです。

それを「それはいいものだね」「それは悪いものだね」と親が決めてしまっては、
その「価値の基準」は親の価値観による判断ですよね。

私は我が子に幸せになってほしい、と願っていますが(親だったらみんなそう)、
これは個人的な考えですが、
自分の「価値の基準」がちゃんとあって、それを自分で知っているということは、
“幸せの近道”になるんじゃないかと思います。

口出ししないって難しいですが、私もがんばっています!

ということで、子どもの買い物に口出ししない方がいい2つの理由をお伝えしましたが、
私も実際に子どもたちと過ごしていて、
「口出ししないって難しいな~。」と思うのが正直な気持ちです。

やっぱり、つい言いたくなっちゃうんですよね。
我が家では、娘の1人が「等身大ヨーダのフィギュアを買いたい。」
と言ったことがありました。

アパート住まいで子ども部屋もなかったので、
『リビングにヨーダを飾るの!?さすがにダメって言いたい……。』

と思いましたが、夫を味方につけようと考え相談したところ、

「気持ち分かるわー。世界観に浸りたいんだよねー。俺もそうだったなー。」
と、まさかの子ども側についてしまいました(笑)。

その気持ちが全く分からない私は、この出来事で『価値観って違うものだなー。』と
再認識した次第です。

言わないでいるってすごく難しいんですけど、少し待って子どもを見ていると
親の方も色々と気づかされることがあるのでおすすめです!

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