【算数小5】小数の割り算で1あたりの数を求める考え方

田舎の子育て
この記事は約3分で読めます。

「宿題の見届け」を皆さんはどのようにされていますか?
私は多分、あまり熱心にやっていない方かもと思います(書いていいのか)。

ただ、授業で分からないところがあったらそのままにしないでいつでも聞きなよ、
と子どもたちには言ってあります(学校でも先生に聞きなよ、と)。

私自身、何年生の問題までついていけるかは分かりませんが(笑)。

そんななか、5年生の娘が『だめだー!分からない!!』と言ってきた問題がありました。
ちょうど私も子どもの頃、同じ問題でつまずいたのを思い出しました。

それが小数の割り算で1あたりの数が求められるのはなんで?です。

スポンサーリンク

小数の割り算「1.4に分ける」ってどういうこと?

娘が分からないと言っていたのは、小数の割り算を使う文章問題です。

1.4mで3.5kgの鉄の棒があります。この鉄の棒は、1mあたり何kgですか。

この問題、式は3.5÷1.4となるわけですが、割り算を“分ける”だと理解していた娘は
『1.4mに分けるってどういうこと??』と思ったようです。

もっと簡単な数字で、例えば「6個の物を2人に分ける」なら、1人あたり3個ずつだと分かります。
これも「1あたりの数」を求めているので、やっている理屈は同じはずなのですが。

でも、そう説明しても「1.4人に分けるとか意味が分からない!」と(笑)。

そりゃ人で考えたらイメージできないですよね。
1人はともかく、0.4人ってなんだよってなります。

さて、どう説明したものかと悩みました。

1.4mで「分けてる」のではなくて……

私の理解が合っているかも怪しいんですけど、
娘の話を聞いて「ん?」と思ったところを図で描いて説明しました。

÷1.4の部分は、1.4mじゃなくて、こっちの1.4倍の部分を見てるんだと思うよ。

だから、1.4mに分けてるというより、1.4倍したから1.4で割って戻してる感じじゃないかな。

と。つまり鉄の棒そのものの長さじゃなくて、1mと1.4mを比較した「倍」を根拠に
1.4で割ってるんじゃないかと思うのですが。

あ~……みたいな感じで、スッキリとまではいかなかったようですが、
ちょっとだけ謎が解けたような様子でした。

分数の割り算とか比とかを習うと、もうちょっとスッキリそういうことか!
って思うんですけどね。

とりあえず今は「そうするもの」と思うしかないよと話してました。

「なんで」が気になるタイプ・気にならないタイプ

私は娘と同じ考え方の癖があるので、
『なんで?が理解できないと覚えられない』という気持ちがすごく分かります。

娘のモヤモヤ感も同じだと思いますが、ただ「そうするもの」と覚えるしかない、
と言われても、根っこがない感じがして頭に入ってこないんです。

なので私は、ただ公式を覚えるだけというのがすごく苦手でした
(というか、なんでを必要としない暗記系の勉強は全般苦手でした)。

ところが、そこへ夫が帰ってきて。娘の話をしていたら、夫はこんなふうに言うのです。

「知りたい単位の数字で割るってことだけ1つ覚えておけば、
 当てはめて色んな問題の答えが全部出せるんだよ?公式って超便利じゃん。
 公式すげー!公式ありがとー!!って思っていたけどね。」

1つ覚えておくだけで全部解けるなんて神。と。
なんと、そんな考え方があったとは。私には目からウロコな考え方でした。

どうやら、なんで?が気になるタイプとならないタイプがあるようです。
双子娘は気になるタイプ、弟くんは、気にならないタイプかな?と見ていて思います。

学年が上がってきて、子どもからの質問が高度になってきました。

最初っから丸投げで聞いてくるのは、もうちょっと考えなよと思うけど、
もし考えて調べてもダメだったら、聞いてくれたら自分の勉強にもなるので、
なるべく一緒に考えてあげたいなと思っています。

そしていつかは、私が子どもから勉強を教わる日が来る、なんて想像したら幸せです。
もちろん、今でも子どもから学ぶことはたくさんありますが。

タイトルとURLをコピーしました