田舎の少人数小学校のメリットとデメリット!学年1クラスで子どもが少ないのって実際どうなの?

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私達は2020年4月から東伊豆町に住んでいます。人口約1.2万人の小さな町です。
小学校は町内に2校。我が子の通う小学校は各学年1クラスで20~30人といった状況です。

私自身も福井県小浜市の田舎の出身で小学校は各学年1クラスでした。

少人数の小学校に通った記憶と子ども達を通わせている経験から、
個人的に感じている少人数小学校のメリットとデメリットをまとめました。

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少人数小学校のメリット

はじめに少人数小学校に感じるメリットを3つご紹介します!

メリット① 学年を越えて仲良し!子どもも先生もワイワイしている

1つ目のメリットは、人数が少ないおかげで子どもも先生も学年を越えて仲良しなことです。

子ども同士も運動場や登下校で一緒になって仲良く話すようになったり、

世帯数自体が少ないので、同級生の兄弟姉妹の関係で、
「あの子は〇〇ちゃんの弟だよ!」みたいな感じでつながったり。

また田舎の方が子供会がちゃんと機能していて(それを煩わしく思う人もいるかもしれませんが)
学年を越えて遊ぶようになるので、自然と名前を憶えて仲良くなります。

学校中の子の名前をお互いに分かってるような感じです。

また、先生も学年を越えて、全員の名前を憶えてくれているような感じです。

弟のクラスの先生が、姉に「今日登校中に弟くん転んじゃったんだって?」なんて
声を掛けてくれたり、

校長先生が作業着で草刈りをしていたり、学校全体がワイワイした雰囲気です。

メリット② サクッと柔軟に予定変更!対応が早くて大助かり

2つ目のメリットは、たまたま子どもの通う小学校が良い学校だったのかもしれませんが、
予定変更が柔軟で連絡が早いのが助かっています。

今年は引っ越してすぐ新型コロナで休校。学校行事も中止や予定変更が相次ぎました。

特にすごいと思ったのは6年生の双子娘の修学旅行の対応です。

「2月に東京」の予定が、東京は難しそうだと静岡県内に変更。
変更してつまらないからみんなで行き先考えよう!どこ行きたい?
と子どもも一緒に話し合い。
今年はインフルエンザの季節も避けた方が良さそうだと、
さらに2月→11月と2度目の予定変更。
ホテルが取りにくくなる前にと早めに確保。

※結果的に先生方の予想通りで第3波で修学旅行中止が相次ぐなか、
3波直前に無事旅行して帰ってきました。

これも変更の都度、連絡がくるのですが。

こういうのも旅行に行くのが児童30人以下の規模だから、
バスやホテルの予約をしたりも日程を動かしやすいんだと思います。

人数が少ないからこそのフットワークの良さだと感じました。

メリット③ 施設が広々充実!教室も畑も運動場も思いっきり使える

3つ目のメリットは施設が充実していることです。
田舎は遅れているイメージがあるので『田舎なのに?』と意外に思われるかもしれませんが、
田舎だからこそ場所だけは広々あるのです(笑)。

体育館も運動場も広々。我が子の通う小学校は畑も各学年あるようです。
少子化になる前は各学年3クラスあった小学校なので、
体育館も教室数も「その規模」のままなので広いのです。

だから、保護者も運動会で場所取り(こだわってしてる人はしてますが)しなくても、
じゅうぶん良いところで観覧できます。

あと地味にありがたいと思っているのが「購買」です。
ノートや鉛筆を校内で買うことができます。

田舎だと近くに文房具屋さんがないので、
子どもにお金を持たせれば購買で自分で買えるのはすごくありがたいし、
子どもにとっていい経験だと思っています。

少人数小学校のデメリット

次に、少人数ならではのデメリットもお伝えします。

デメリット① 学校が遠い……登下校を一緒に歩くお友達も途中でバイバイ

小学校の統廃合などで、広い地区から子ども達が通っています。
田畑、山道が多く、集落が点在しているので、みんな登下校が遠いです。

うちの場合は姉弟3人なので一緒に帰ることが多いですが、
5時間授業と6時間授業で下校時刻がズレることもあります。

ひとりで歩くことも多いので、不審者もですが、動物に出くわすことなども心配しています。

登下校の安全対策についてまとめた記事もぜひお読みください↓

【田舎の子育てあるある】学校が遠い!長くて心配な山道通学路の安全対策3つのポイント
田舎暮らしと子育て“あるある”。それは「小学校が遠い!」です。私自身も福井県の田舎育ち。毎日2.2㎞の距離を歩いていました。 我が子も今、山道を含む2.5kmの...

デメリット② うわさが早い!「知り合いの知り合い」で誰もが知り合い

2つ目のデメリットは、うわさが早いことです。
子ども達同士、学年を越えて仲良くなることをメリットでお伝えしましたが、
それは親も同じでお母さん同士も仲良くなります。

楽しいし、情報を共有できていい面もあるのですが、
田舎だと「知り合いの知り合い」みたいな感じで、みんなどこかでつながっているような
状況になるので、うわさ話は回りやすいです。

自分は自分というスタンスで距離感を取る必要があります。

また、少ないために子ども同士が比べられやすい(それがうわさになりやすい)のも感じます。

みんな得意不得意があって、良い悪いじゃないのだから……
子どもにも友達と「優劣」を比べないことを伝えるようにしています。

デメリット③ 部活動は3つ!?選択肢が少なくても仕方がない理由

3つ目のデメリットは中学校の話ですが、部活動の選択肢が少ないのを残念に思っています。

6年生の娘たちはお友達と「部活動何したい?」みたいな話題にもなるようですが、
私が聞いて驚いたのは選択肢が3つしかないということです。

でも、よく考えてみれば納得です。
学年30人以下ですから、野球部、サッカー部、バレー部、バスケ部……とあったら、
人数が足りなくて試合に出ることができません

なるほど仕方がないことなのかと思いましたが、
好きに選べないのは子どもにとって残念だなと思います。

少人数中学校の部活動についてはコチラの記事も参考になります↓

田舎の少人数中学校の部活動ってどんな感じ?
昨年、夫の故郷である東伊豆町にUターン定住しました。子どもの人数が少ない田舎です。 先日、中学校入学説明会がありました。今回は、少人数中学校の部活動について、思...

少人数だから、ひとりひとりをちゃんと見てくれている!

以上3つのメリットとデメリットを挙げてみましたが、
私は特に今の小学校に不安も不満もありません。

少人数だからこそ、ひとりひとりをちゃんと見てもらえていると感じるし、
個別に配慮が必要なところも柔軟に対応してもらえるように感じています。

登下校が遠いからこそ、
急な大雨、お迎えの待ち合わせ、図書館で待ってる、そのままおばあちゃんちへ行く……など、
家庭の事情で一律の下校ルール(寄り道しないとか)にできないことも多く
そのあたりも田舎ならではの柔軟さで小学校も対応していくれているように思います。

それって、先生にとってはすごく大変だと思うんですよね。
イレギュラーな対応ばかりのはずですから。本当にありがたいです。

我が家は元気いっぱい、伸び伸び小学校に通っています。

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