だんだんと天気が秋らしくなってきました。
我が家の山の畑は、新居の木材にするためにヒノキを伐り出したところです。
作業によって柵が壊れてしまったので、
みかんやお茶はまた来年から整えていかなければなりません。
さて、山といえば育てている作物だけでなく、自然に育つ恵みもあります。
畑がこんな状態でも「山芋掘り」なら楽しめそうです!
先日、夫と山芋のつる探しをしてきたので、つるの見分け方をまとめました。
山芋のつるを見分ける3つのポイント
山芋のつるは、見分け方のポイントが3つあります。
今の時期(9月下旬)はまだつるが枯れる前なので、
今のうちに探しておいて目印を付けておけば、あとで掘りに行くのが楽ちんなのです。
私たちは秋に付けた目印を頼りに、冬になってから掘ったりします。
(畑は伊豆の天城山のふもとにありますが、雪は深く積もらないので)。
なので、今回は芋掘りではなく「つる探し」が目的です。
【山芋の見分けポイント】
- 葉っぱが縦長のハート形
- 葉っぱが同じところから2枚ずつ出ている
- つるが上に向かって反時計回りに巻いている
見分けポイント① 葉っぱが縦長のハート形
山芋のつるは、縦長のハート形の葉っぱが付いています。
似ていて間違えやすい「トコロ」のつるは、
同じようなハート形の葉っぱなのですが、山芋よりも横幅が広い葉っぱです。
山芋の葉っぱは、横幅よりも縦に長い形をしています。
見分けポイント② 葉っぱが同じところから2枚ずつ出ている
山芋の葉っぱは、同じところから2枚ずつペアで出ています。
一方、トコロの葉っぱは、1枚ずつ右、左、と交互に出ています。
見分けポイント③ つるが上に向かって反時計回り
そして、山芋のつるは、上に向かって反時計回りに巻いています。
葉っぱが枯れて、2枚ペアのはずの葉っぱがところどころ落ちていても、
つるが反時計回りなら山芋かもしれないと見分けられます。
トコロは逆向き。上に向かって時計回りにつるが巻いています。
以上3つのポイントを思い出しながら、写真を見てみてください。
こちらが今回、山の畑で見つけることができた山芋のつるです。
ちょっと見にくいですが、縦長のハート形の葉っぱが同じ箇所から2枚ずつ出て、反時計回りに巻いています。
こっちは近くにあったトコロのつるです。
山芋より葉が横に広く、1枚ずつ交互に付いています。
そして、上に向かって時計回りに巻いています。
目印を刺して、終了!!
最後に山芋のつるの根元に目印の針金を刺して、作業終了です。
冬になって茎や葉が枯れても、針金を目印に山芋を掘ることができます。
今年は残念ながら山芋は2か所しか見つけることができませんでした。
シカが葉っぱを食べてしまったのでしょうか。天候のせいでしょうか。
もうちょっとあると思ったのに残念ですが、とにかく貴重な2か所を
また冬になる頃に子どもたちと掘りに来ようと思います!
見分け方を知ると『ああっっ!この下に立派な山芋がありそう。』なんて
車で山沿いの道を走っていても、けっこう見つかったりします。想像するだけです(笑)。
(※山にも所有者の方がいらっしゃるので、無断で掘らないでくださいね。)