子育てってなかなか、「適当でいいじゃん」って言えない雰囲気がありますよね。
今は、分からないことは何でも検索すれば何かしらの答えが見つかりますから、初めての子育てで戸惑っても(というか戸惑うからこそ)分からないことはネットですぐに検索してしまいます。
ネットで子育てについて調べることの弊害
それらは多分、一昔前だったら近所の年輩の方や少し先輩ママから得ていた情報のはずです。
それが現在は、ネットから得ている訳です。
在宅でライティングの仕事をやるようになって思ったのですが、ネットの情報は、信憑性の怪しいものもあるだろうけど、全体的に「正しいことしか書けない」心理が働くと思うんです。
だって、
「本当は〇〇した方がいいですが、それが無理な時はまあ、大体でいいです。」
なんて書けなくないですか(笑)?無責任なことを言えない。
子育て情報なんか特に、適当でも大丈夫とか無責任なことは書けない。
そんな場所から解決策を求めるとどうなるか。
近所のおばちゃんだったら「そんなもんよ~、気にし過ぎよ。」って言ってもらえた心配事が、
「あ、やっぱりちゃんとしたほうがいいんだ。」
となったりします。
ネットの情報との距離感が難しい
そんな「正論すぎる情報」が溢れているインターネットと、上手い距離感で付き合えればいいんですけど。
子育て中で精神的に必死だと神経質に気にし過ぎてしまったりして、情報を得て安心したいはずなのに逆に気持ちが追い込まれることがあります。
「みんなやっているのに、私はできていない。」
そう自分を責めてしまうのです。
そして、子育てルールを守らなきゃって思いすぎて、そうできないことにイライラして子どもに八つ当たりする。
……はい、私も経験あります。というか今でもあります。
いっそ子育てルールを無視できたら、おおらかになれるかも
いっそ、そんな子育てルールを無視できたら、もっと大らかに子どもに接せられるかもなぁ。と思うことすらあります。
例えば、私が今一番しんどいと思うのが
「子どもは21時までに寝ましょう。」のルール。
これが無かったら、夕方から夜にかけてめっちゃ心穏やかに接せられる気がする。
そう思ったのはなぜかというと、怒りまくって急かした日も、諦めて放っておいた日も、「どちらも結果は22時に寝た。」だったから。
あんなにイライラしたの、関係なかったんかい。という理不尽さを感じて。
じゃあ、ということで
「たまにはいいよ、休日前ぐらいなら夜更かししても。」
とルールを緩めて考えるようにすると、
今度は
「子どもとの約束には一貫性を持たせましょう。例外は子どもを混乱させます。」
という別の子育てルールにぶち当たる。
そこもじゃあ緩めて、
「親だって人間だから気分によって怒る日もいいよっていう日もあるでしょ。」
と考えるようにすると、
「感情的にならないで。怒ると叱るは違います。」
みたいなさらに別の子育てルールの壁が立ち塞がるのです。
何かこう……手抜きとか甘えが許されない感じ。
ママの言い訳を先回りして子育てルールの壁がある
ママに言い訳をさせないように先回りする感じで、数々の子育てルールが存在する。
すごく、窮屈な中で子育てをしているようで、こういうこともお母さんのストレスの一因になっているんじゃないかな~と思います。
ネットを見ていると、
「みんなちゃんとやっているのに、私はできていない。」
と思いがちになりますけど、
本当は
「みんなできないことは多々あるけど、できていない部分はネットに載せてない。」
だけなんじゃないかなぁ?少なくとも私はそうだけどね(笑)
(↑と考えることで子育てルールをあんまり守れていない自分を見事に甘やかしています~)
結局、おばあちゃんの根拠のない「大丈夫や」が実は一番説得力がある気がするなぁ(笑)