【お母さんの悩みは絡み合った糸のよう】
家庭と仕事、どうバランスをとるべき?
女性の働き方について、仕事と家庭のバランスを考えてみると、まず「気持ち」の視点で考えることが多いです。
図1:「気持ち」から考えるバランス
これは、でも、お金の話が入っていないのです。
では、この図をこんな感じで考えてみると、どうでしょうか。
図2:「お金」から考えるバランス
図2は、「お金」の話をしています。
この図で考えたい”バランス点”とは、「気持ち」はさておき「家計が安定する」ために必要な収入です。
お母さんが働く理由は
- 自己実現
- 社会貢献
- やりがい
といった「気持ち」の理由と
- 家計を維持するため
- 教育費のため
- 自由に使えるお金がほしい
といった「お金」の理由の、2つが絡み合っています。
ここで、図1と図2を重ねてみます。
図3:「時間」から考えるバランス
急に複雑になったようにも見えますが……。
よくよく眺めると、家庭と社会という文字が入ったことで、収入なしから正社員まで並ぶ軸に「時間」という見方ができると思いませんか?
「家庭に費やす時間」と「仕事に費やす時間」。
どちらをどれぐらい確保できるのかも、バランス点を決める要素になります。
お母さん一人一人のベストな働き方である”バランス点”を考えるには、大きく分けて「気持ち」「お金」「時間」の3つの視点があるということです。
頭の中を図に描いてみる
でも実際の頭の中はもっと複雑ですよね。
家のこと・夫のこと・子どものこと・自分のこと・お金のこと……。
考えてみると、お母さんは実に色んなことに気を配りながら、ベストなバランスを探って生き方や暮らし方を決めています。
頭も痛いはずだし、『これでいいのかな。』とモヤモヤ悩むはずですよ。
図や表にする。紙に書く。
頭の中を目で見るのは、頭の中を整理するのにとっても良いそうですよ。
お金のバランス点は客観的に判断できる
さて。
そこで1つ、振り返ってみてほしいのです。
図2の「お金」で考えたバランス点のことを。
あなたが「この辺りかな?」と思ったバランス点。
それは思い込みではないですか??
つまり、
「あなたが思っているお金の心配は、その心配度合いで本当に合ってる?」
ということです。
もし、思い込みと実際がズレていたら?
気持ちの上ではもっと家庭中心に暮らしたいのに家計が不安で働いている人は、実はそんなに働かなくてもいいかもしれません。
逆に今は家庭中心で過ごしている人でも、本当は家計の為に働いた方がいい場合もあるでしょう。
「気持ち」で考える”バランス点”は主観的な判断になりますが、「お金」の”バランス点”は、ライフプランを立てることで客観的に判断することができます。
思い込みではなく、実際どうなのかを知ることができるのです。
お母さんが働き方を決める”バランス点”を考える上で、とても有力な情報になりますよ。
ライフプランのすごいところはまだまだ他にも!
それはまた別の機会に説明したいと思います。