投資の「ハイリスク」って危ないんですか?

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前回の記事でも少し触れましたが、

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投資などでよく耳にする「リスク」という言葉は、「危険」を表している訳ではないのです。

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「リスク」の本来の意味

芸能人の方の波瀾万丈な人生を紹介するような番組で、株や不動産投資からの借金地獄~みたいなVTRが流れることがありますが、

ハイリスク=危ない

という意味ではありません。

リスク=ばらつき

を表しています。

つまりリスクとは、「こうなるはず」通りになるかどうか、実際の結果はばらつきが大きいよ、という意味なんです。

ばらつきが大きいと先が読みにくいので、どうなるか分からないというのがリスクなのです。

人間は心理的にばらつきが小さい方を選ぶ

人間は、心理的にリスクの少ない方を選ぼうとする傾向があるそう。

経済学のお話で、こんな例題があります。

『毎月必ず25万円もらえる会社と、毎月給料日に社長とじゃんけんをして、勝ったら50万円、負けたら0円もらえる会社。どちらで働きたいと思いますか?』

皆さんはどう答えますか?

大半の人は、毎月25万円もらえる方を選ぶそうです。

じゃんけんの会社も、2分の1の確率で2倍の給料がもらえるので平均値は25万円で同じはず。

でも、結果は「0円または50万円」とばらつきが大きいので、先が読めない=リスクが高いと感じて避けようとするのですね。

宝くじはハイリスクか?

では、もう1つ質問です。

宝くじは、ハイリスクでしょうか?
答えは「NO」なんです。

当たる確率が低く、当たる金額が高額だというイメージがあるので、ハイリスクなのかと思ってしまいますが、リスクの意味は「ばらつき」でした。

宝くじは、10枚買えば1枚は当たります。

つまり、ほぼ確実に3000円が300円になるので、先が読める=ばらつきが小さい=ローリスクということになります。

金額が減ってしまう確率が高くても、そうなることが読みやすければ、「ローリスク」なんですよ。

危ないのは「ローリスク・ハイリターン」

ですから、「ハイリスク」商品だからといって、悪い人が背後に……とか、なんか黒いお金なんじゃ……みたいな“危険”さはありません。

どちらかというと「ローリスク・ハイリターン」を謳っている方が“危険”です。

ローリスクでハイリターンは、あり得ないのです。「詐欺?」と疑ってくださいね。

リスク=ばらつき

ぜひ覚えておいてください!

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