共済年金が厚生年金に統一されるとどうなるの?

ライフプラン
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平成27年10月から、共済年金が廃止され厚生年金に統一されます。
現在共済年金の方は職場からこのことをお知らせするチラシやパンフレットが配られたりしているかもしれませんね。

このような配布物を見てみると、色々と難しいことが書かれていて、読むだけで眉が寄ってきそうな内容です^^;。

ではその中身はおおまかにどんなことが書かれているのか(結局どうなるのか)、私なりに説明してみたいと思います。

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注目1:掛金が増える(かも)

共済年金では、「基本給×1.25×保険料率」で掛金が決まりました。
この1.25というのは、諸手当に当たる部分を「まぁだいたい基本給の1.25倍ってことで」と全員一律で掛けていた乗率です。

これが厚生年金になると、「(基本給+諸手当)×保険料率」で保険料(=共済年金でいう掛金のこと)が決まります。

なので、扶養手当や超過勤務手当などの手当(ボーナスを除く)がたくさんついている方は掛金が増えます。ざっくり基本給の1.25倍より実際の諸手当が多い場合は掛金が増えるということです。

※違いの部分の説明であり正確な計算式ではありません。(実際はさらにボーナスを足して月数で割って・・・とややこしく続きます。)

注目2:「職域加算部分」がなくなって代わりのものが創られる

共済年金では、3階部分と呼ばれた「職域加算部分」がありましたが、厚生年金に統一されると廃止されます。
ですが、代わりに「退職等年金給付(年金払い退職給付)」が創設されます。

これは、半分有期年金、半分終身年金で支給される年金です。65歳から(60歳からの繰り上げも可)です。
有期年金の部分は、一時金・10年・20年のどれかを選択します。本人死亡の時は残余部分を遺族に一時金として支給します。

終身年金の部分は、本人死亡の時は終了となります。

その保険料率は労使折半で1.5%が上限・・・つまり、その半分0.75%上限の保険料の負担が、注目1で説明した掛金の増額に加えて、さらに増えることになります。

いかがでしょうか。結局掛金が増える話みたいになってしまいましたが・・・、細かい部分を省いた説明なので、だいたいこんなことが書いてあるのね、という気持ちでまた職場からのパンフレットを読んでみてください。

ちょっと読みやすくなっていればうれしいです。

ひとまず共済年金の方は、現在手当がどれぐらい付いているのか給与明細をチェックしてみてください。掛金の増額に対しての心構えができますよ^^。

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