前回、お母さんの気持ちについて
という記事を書きましたが、この「家庭」と「社会」どっちも大事にしたいという気持ちは、お父さんも同じなようです。
私もそうでしたが、家庭に居ることに不満が溜まってくると、そのことを忘れていたり、思い至らなかったりします。
家庭と仕事のバランスを取っているのは母親ばかりではなかった
私一度、夫にボヤいたことがあります。
FP mama Frieds で活動し始めた初期の頃で、もっとバリバリ(?)やりたいのに!みたいな不満が溜まっていた頃です。
今思えば自分なりの「働きペース」がまだ掴めず、「バランス点」が見つかっていなかったのですね。
それで、つい言ってしまった。
「(私が家庭にいることで)仕事だけに集中して、どこまでやれるか全力で挑戦できるのがうらやましい。」
この通りじゃないですが、まぁこんな感じのことを夫との会話の中でポロリと言ったんです。
本当はずっと、そう思っていました。
女性の人生には岐路がいっぱいあるのに、男性は覚悟を決めての1本道(それが大変なのは重々承知で)。
アメブロのプロフィールに、生まれ変わったら何になりたい?って項目があるのご存知ですか?
昔の私が、「次は男になってみたい」って書いてます(笑)。
今はそう書いた頃のようにヤサグレタ気持ちは持ってないですけどね。
で、ポロリと言った本音に、夫は。
うーん、と考えながら(その時の私にとっては)意外な返事をしてきました。
夫の意外な言葉が私には衝撃的だった
「いや、そんなことないよー?やっぱり家の事は何してても気になるよ。残業してても、どうしてるかなぁって思うし。独身の頃みたいにはできないよ。そういう面では、僕だって独身の人がうらやましく感じる時もあるよ。」
というような。
そうか。男性も家庭を持てば仕事だけに100%とはいかないんだ。
同じように悩むのか!
至極まっとうな答えのように思うけど、働きたくてしょうがなかった私には、この答えはかなりの衝撃でした。
夫は多分もう忘れている、些細な会話です。
でも私の中では一生残る、固定観念が覆った言葉でした。
めちゃくちゃハッキリ覚えています。
富士宮おこづかいセミナーのお手伝いのあとのランチ会。
色んな人と知り合えるチャンスだったのに、夫の仕事の都合で私は早抜け。
何で私だけと不満が募った帰り道。つい口から出ちゃった。
結果的にこの言葉が分岐点になった
でも今思えば、この日が1つの分岐点だったかも。
夫も同じ気持ちで、家庭を大事に思いながら仕事してるって分かったので、『私はしばらく、家庭優先でもいいか。』という気持ちの芽が、この時にちょこっと、出たのです。
”「家庭」も「社会」もどっちも大事にしたい”
は、お母さんだけでなく、お父さんにも共通している気持ちです。
大切なのは、 「どっちも大事にしたい」の先に、どんな行動をつなげるか?