もう夏休みが終わる。ちょうど一年前(2017年)のことを思い出したので書きます。
去年の夏休み明け、双子娘の片方が突然、調子を崩しました。
ある日突然ボロボロ泣き出して、
「おばあちゃんのことを死ねばいいと思ってしまった。
なんでそんなことを思ったか分からない。そんな自分が怖いーーー。」
みたいなことを言い出し。そこから日に日にひどくなって、
「ママが死んだら私はどうしたらいいのーーー。」とか、
「悩みが無かった頃みたいにもう戻れないなら死んだ方がマシーーー。」とか、
「学校行ってるあいだにママに死んだら嫌だから学校行かないーーー。」とか、
死ぬことに関連した内容ばかり連想しては、毎日毎日、メソメソ、メソメソ。
ついには学校行きたくないというし、泣いてばっかり。
何で?急に何??いつ?何かきっかけになるようなこと、あったっけ??
私も困って、悩みました。
調子を崩した原因は?
性格的には我慢強く、平気な顔をする方な子だったので、
何か我慢していることが積もり積もって溢れたんでしょう。
悩みぬいて、たくさん話して、辿り着いた原因は「私が冷たく当たっていたこと」でした。
原因に辿り着いたきっかけは、
最初に言い始めた言葉「おばあちゃんのことを死ねばいいと思ってしまった」。
ここに何かある、と思ってよくよく思い返してみたのです。
すると、その言葉の前にこんなことを言っていたのをピンっと思い出しました。
「ママは私よりおばあちゃんの方が大切なの?」
その日は遠くからおばあちゃんが来宅していて、色々と“おもてなし”をしていたのです。
ですが質問は唐突過ぎて、私は気にも留めず。
「は?急に何を言い出すの?」みたいな返事で流してました。
『そうか……、私があまり構ってなかったから寂しかったのか。
なのに私がおばあちゃんばかりを構うから。』
と、やっと原因かもしれない部分に行き当たり。
そのあたりについて尋ねたらブワ―――って泣き出して、やっぱりそこか。
みたいな感じでした。
当時の私が気にしていたことは他にもあった
在宅で受けていた仕事が、夏休み期間で子どもが居て思うように進まず焦っていたりとか、
子どもに向かって忙しい忙しいと言っていたのは嘘ではないけれど……。
でも、私は心のどこかで気にしていたことがもう1つ、別にありました。
それは、
“親が家にいるのは、甘えた子に育つんじゃないか?”
という悩み。
私は専業主婦の在宅ワーカーだけど、働いているお母さんちの子どもは、
話を聞いているととてもたくましい。それに比べてうちの子は……
と思う気持ちがどこかにあって。
そのことを気にして、私は当時、
子どもが近くにいるにも関わらず、いないかのように素っ気ない態度をとっていたのです。
これが、私が考えていた以上に子どもにとっては辛いことだったんだと、
後から気が付きました。
それからは、子どもと一緒に遊ぶ時間をとったり、夕方一緒にお散歩に出てみたり。
不思議なことに、あれだけ「遊ぶ時間なんて取れっこない」と思っていたのに、
優先順位が上がるとちゃんと取れるんですよ。
忙しいけれど、それなりに工夫して時間を作ったり……
必要に迫られたら出来るもんだなーなんて、思いました。
1ヶ月ぐらいで、ムラはあるけどあまり泣かなくなって。
そのあとは元気に、メソメソも収まっていきました。
この教訓で学んだこと
それは、
「実際に家に居ないのと、居るけど居ないように振る舞うのは全く違う」ということ。
もし専業主婦の方で、子どもが弱い子になるかもしれないと心配されていたら。
どうか、心配せず子どもに構ってあげてください。
「居るのに冷たい」は、「居ない」以上に心にダメージがあるようです。
そのことに気付いてあげられて本当によかった(気付くのが遅くてごめん)。
もうすぐ秋が来るなぁ。。。と思うと、思い出すエピソードでした。