ことわざ「塞翁が馬」の意味が深かった

私の人生観
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「塞翁が馬」って、聞いたことはある言葉だと思うのですが、どんな意味かまで、知っていますか?

私はつい最近、知りました(笑)。

言葉は知っていたけど、意味までは知らなかったのです。

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塞翁が馬ってどんな意味?

「塞翁」は、塞=とりでを守る、翁=老人のこと。

中国の故事が由来のようです。

ここに引用すると長いので、語源由来辞典をご参考に。

『語源由来辞典:塞翁が馬』

一言でいうと、「良かったか悪かったかの結論付けを急ぐな」ということですね。

意味を知って私は、めっちゃいい言葉!とすっかり気に入ってしまいました(実際、誰かに言う場面はなかなか無さそうですけど)。

情報化社会により人は結論を待てなくなった

情報が飛び交う世の中になって、今、社会全体が何となく「答えを待てない」雰囲気になっていると思いませんか。

「分からないものを分からない状態で頭の中に保留するストレス」って、あるような気がします。

でも、答えが分からないときに、検索サイトで3つぐらい単語を入力したら、大体それらしい答えにすぐ出会うことができます。

“未知” “ストレス” “なぜ” という具合に。

答えが見つかったら、何だかストレスから解放されたようなスッキリ感がありますよね。

物事を長い目で見る難しさ

さらに。

すぐ答えを出せるからか、「結果を待てない」雰囲気…長い目で見れない世の中に、なっている気もします。

もしかしたら待てば時間が良いように解決してくれるかもしれない悩み事に、その場で無理やり「結論」を出したくなったり。

結論を焦ったおかげで「どーなのよ!はっきりしてよ!」って詰め寄って、逆に話がややこしくなったりも。

塞翁が馬。

長い目で考えるって大事だよーと気付かされる言葉ですね。

子育ては「結果を待つ」気長な仕事

で、思ったんですけど。

子育てって、結果を待ちまくりますよね(笑)

子どもが大人になるまでの間(厳密には期限なんて無いのかも)、先ほども書きました「分からないものを頭の中に置いておくストレス」に日々、さらされまくる訳です。

だから不安で、しんどくて。

今の状況だけにでも、とりあえずマルをもらいたくて、ネットで色々と検索して、「仮の安心」をしたり……。

我が家も、本当にそんな感じです。

末っ子に自我が出てきて、「絶対ヤダ!」みたいに頑なに拒否されたり。

次女も次女で、自分さえよければみたいな態度に出る時もあるし、長女は友達とのお悩み相談を私に持ち掛けてくるし。

母親として心配だし解決してあげたいし、何らかの答えが欲しくなる。

それに、自分の育て方が合っているのか不安になります。

焦らず様子を見てみる

そんな時こそ、結論を焦らないで「ちょっと様子を見てみる」。

……って、書くだけでなかなかできないんだけど、意識してやらなきゃと思います。

それにもう1つ思うのは、私がある出来事の「結論」として『〇〇なんだな』って意味づけたことが、事実、そうであるとは限らないこと。

私の結論は、私が私の目を通して考えた結論にすぎない。ということも忘れてはいけないなーと思います(子どもに私の結論を押し付けない、ということです)。

色んな物事にすぐ結論を付けて、解決したことにするのは簡単です。

そうすれば、その問題を脳みそからリリースできるから。

でも、その解決した安心感は、ハリボテかもしれない

長い目で見たら、私が答えを出すのは子どものためにはならないでしょう。

上手くまとまらないけど、自分の子育てに自信が無くなった時には「塞翁が馬」を思い出そう。と思いました。

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