新しい家は、1階の玄関、和室、リビングの壁は珪藻土塗りで仕上がっています。
そのうち和室とリビングの一部の壁は、自分たちで壁塗りをさせてもらいました。
とてもいい思い出になっています。
珪藻土塗りを自分たちでやると、どんなふうに仕上がるかまとめました。
珪藻土塗り体験当日の流れなど
珪藻土塗り体験は、我が家は家族みんなでやりました。
子どもは小6の双子娘と小2の息子です。子ども達もこの日をとても楽しみにしていました。
やり方を教えてくれたのは左官職人のおじさんです。
親せきのおじさんで、私達も一緒に塗りたい旨を伝え、今回の体験が実現しました。
はじめに、職人のおじさんが材料を混ぜました。
混ぜる分量の具合があるので、私達は横から見学しました。
「大きなブレンダー」みたいな道具が面白くて、息子はずっと見入っていました。
柔らかさはタポタポのペトペトというぐらいです。そして、まずは職人のおじさんによる塗り方のデモンストレーションがありました(笑)
そのあとに、実際に私たちで塗ってみました。コツとして言われたのは、
- 板から珪藻土をすくうのが難しい。少し板を斜めにしてヒョイと載せる(笑)
- 少しぐらいはみ出しても水を含ませたスポンジで拭けば大丈夫!
- あとはどんどん、やってみれば分かってくる!
ぐらいでしょうか。塗る厚さが素人には難しかったのですが、途中途中で
これは薄いな、これは厚いなと、おじさんがアドバイスをしてくださいました。
夫は高いところ担当になりました。キッチンとリビングのあいだ、カウンターの上部になります。
塗る面の周囲は、写真のようにおじさんがマスキングテープを貼ってくださっていました。
なので多少はみ出して塗ってしまっても、テープを剥がせば真っすぐになります。
私と子ども達は和室の壁を塗りました。
子どもにしか出せない“味”があると思ったので、あえて手直しナシのまま。
模様を見て、あとから「ここは私が塗った場所だよ!」って言えるのも、
いい思い出になると思います。
珪藻土を載せている板は、おじさんの手作りです。
木の板に養生テープを巻いて、滑るように作ってありました。
お昼ご飯は、作業現場で地元のラーメン屋さんの出前を取って食べました。
こんなことができるのも、このときだけなので思い出の写真です。
普段と違う、テーブルで食べないご飯というだけで、子ども達はウキウキしますね。
そして、こういうふうにして食べるラーメンとチャーハンとギョウザは、
また格別に美味しく感じるものです。
お昼ご飯を挟んで、3時頃に作業が終了しました。
最後に、ダイニングテーブルの横の壁に、みんなで記念の手形を押しました。
おじさんが「名前や日付を入れておくと良いよ!」とアドバイスしてくださり、そうしました。
確かに、何十年経って見たときに、名前や日付があった方が記念になります。
本当に思い出深い1日になりました。
気になる出来栄えは?職人さんの塗った壁と比較!
その日初めて塗った素人と職人さん。出来栄えはどれぐらい違うのでしょうか。
私たちの塗った壁と、職人さんの塗った玄関の壁を比較してみました。
①私たちの塗った壁
ここは私と夫で塗ったリビングの壁です!
写真だと分かりづらいですが、コテの模様がガッツリ残っています(笑)。
職人さんのおじさんから見ると、“おもしろい”そうです。
慣れてしまった職人さんではわざとらしくなってしまって、狙って出せる模様じゃないと。
「いいじゃいいじゃ~!俺らじゃもう目ぇつぶってもこんな風に塗れねぇから!」
と伊豆弁で褒められました(褒められたのか?)。
こちらは子どもも参加した和室の壁です。リビング以上におもしろい模様になっています。
難しかったのは細かいところです。
柱の際の部分や、
床のスレスレの部分。
マスキングテープがあったので、『まだこれぐらいで済んでいる』という感じ。
もっと派手に飛び散りました。
スイッチは塗った後に付けたので、スイッチの周りは気にならなくキレイです。
この写真は塗り模様がよく分かると思います。
では、職人さんの塗った壁はどうでしょうか。
②職人さんの塗った壁
こちらが、職人さんの塗ってくださった玄関の壁です。
真っ白にきれい!私たちの塗った壁とギャップがありすぎないように、
さりげなく波のような塗り模様を入れてくださいました。
自分がやったことで、模様を「狙って付けられるすごさ」が分かりました。
そして、さすがにすごい!!のは私たちには難しすぎた端っこです。この差!
きわきわまで、ピッシリ真っすぐ!壁紙かというぐらいきれいです。
おじさんは
「そんな1日で上手く塗られたら左官職人なんていらねぇら!こっちは50年やってこれだから!」
と伊豆弁でめっちゃかっこいいことを言っていました。
本当にかっこいいです。
まとめ
珪藻土塗り体験をまとめます。
- 子どもの参加は楽しくできました(小学生)
- でも出来栄えは素人感が満載です
- 特に細部は気になるなら職人さんに任せた方がいいかも
- 素人の模様が「味」だと思えるなら満足できる
- 職人さんの壁はうっとりするぐらい美しい
- 思い出作りとしては最高
結局、出来上がった壁をあとから見て「良い気持ちになる」か「残念に思う」かを
想像してみることが、自分たちでやるかどうかを決める材料になると思います。
家に遊びに来た人は、皆さん一目で気が付きます。
「あれ?この壁って……。」
「ここの面は自分たちで塗ったんです^^」
「ですよね、何か職人さんにしては(下手だと思った)、でもこれはこれで、いい感じですね!」
まぁ面と向かって、壁が変ですねという人はいないと思いますが(笑)。
それぐらい分かりやすく、素人感が出てしまうということです。
それを思い出に話が弾むか、あぁ職人さんにやってもらえばよかったなって、
見るたびにモヤーンとするのか……とにかく初めてで職人さんのようには塗れないことを
まとめとしてレポートさせて頂きたいと思います。
我が家の場合は最高に楽しかったし、壁を見るたびにうれしくてニヤけています^^
時計も飾って、オシャレなリビングになりました。