夏休みが終わって、ホッと一息。今年もいつの間にか9月になりましたね。
さて、公務員の方は職場からきっと、何らかの形でお知らせが来ていると思いますが、H27年10月から共済年金は廃止され、厚生年金に統一されます。
もうすぐですね。
以前、一元化されることによって、現在共済年金の方は、だいたいの方の掛金が上がるよーっていう記事を書きました。

この記事でも触れたように、共済年金独自の制度だった職域加算部分が無くなり、代わりに退職等年金給付制度が創設されます。
今回は、これまで在職した分の職域加算部分が、今度どういう扱いになっていくのか、まさか無かったことにはなりませんよね!?っていう不安な部分について、もう少し説明したいと思います。
職域加算部分はどんな扱いになる?
これまでの制度とこれからの制度を比べて、大きなガッカリだろう点は、職域加算部分は掛金が要らなかったのに対し、退職等年金給付制度にはばっちり掛金を取られる点です。
基本掛金の部分の計算方法が変わり、多くの家庭で掛金が上がるだろうところに、退職等年金給付制度部分に当たる掛金もプラスして支払うことになります。
今この記事を気にされている多くの方は、在職期間中に制度が切り替わる方だと思いますが、そういった方は、これまで在職した期間については、経過的職域加算額という名前で、従来通りの職域加算額がもらえます。
(金額については、一元化前後の在職期間が20年以上か未満か、またH15年3月までと4月以降で、計算に使用する率が違うので、ここでは求めません。)
そしてH27年10月からは、以降の在職期間に応じた金額を新たな退職等年金給付制度にて計算することになります。
ということで結局、今回の一件で在職期間の途中に一元化されてしまった方の年金は、ALL共済年金制度だった人より損をして(新制度で掛金が増えるから)、ALL新制度の人より少し得をする(これまでの期間に相当する分は掛金が無いから)結果となります。
もらえる年金額も少し下がるだろうと言われています。掛金があがって、もらえる額は少し下がって……。残念ですが、こればかりはしょうがないですね……。