博報堂コンサルティングさんのイノベーションクラウドに参加した感想と得られる3つのメリット

イノベーションクラウド紹介 在宅で働く
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私は2年半前ぐらいから、(株)博報堂コンサルティングさんの主催する
イノベーションクラウド」というビジネスアイデアコンテスト
参加しています。

これまで誰にも話さず、夫にもサラッとしか伝えず(笑)、参加していました。

後ほど詳しく書きますが、
前シーズン(2018年)はランキング8位を獲得しました(会員1000人以上います)。

私は「オモテ向きの履歴書」上は
“職歴2年ブランク10年の主婦”でしかありません。

伊豆に住んだら働き方を見直したい考えがあったので、
イノベーションクラウドでの活動を自分の実績としてオープンにできないか
と主催者の方へ相談しました。

結果、オープンにしても全く問題ないと言っていただけたので、
今回はずっと語りたかったイノベーションクラウドの魅力を!
ご紹介したいと思います。

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イノベーションクラウドってこんな仕組み

イノベーションクラウドは(株)博報堂コンサルティングさんが運営している
ビジネスアイデアコンテストの仕組みです。

このビジネスアイデアコンテストというのは
私のような会員から見た視点で、

企業側の視点からは
オープンイノベーションを手軽に実現できるサービス
と見ることができます。

ホームページ(Innovation Cloudとは)にある説明をまず引用すると

博報堂コンサルティングがネットワーク化した
「ビジネスアイデアを創出できる人材」
(国内外MBA学生/OB、クリエーター、マーケターなど)を活用し、

短期間且つ低コストで、大量のビジネスアイデアを創出する
専門型クラウドソーシングサービスです。

1000名を超える優秀な会員による、
質の高いビジネスアイデアの創出が期待できます。

ということで……参加すると意味が分かるのですが、
読んでもチンプンカンプンだと思うので、仕組みがどうなっているか説明します。

イノベーションクラウドの仕組みを分かりやすく説明します

まず、私のようにアイデアを出す会員は
「始まるよ!」って声が掛かったら
いつでも参加できる状態でクラウド上に集まっています。

そこへアイデアが欲しい企業さんが、
イノベーションクラウドへ依頼を出します。

「これこれな事情で困っていて、解決するアイデアを探したい。」と。

それをイノベーションクラウド事務局が仲介し整理をして、
“お題”として会員に投げかけ、コンテストを開催します。

会員は期間内にアイデアを応募します(いくつでも可)。
会員はアイデアが入賞すると、賞金をもらうことができます。

企業側は、入賞者への賞金と事務局への手数料
(ごめんなさいこのあたりは詳しく知らないのでざっくりです)を
用意すれば、一気に大量のアイデアを集められるわけです。

企業側のメリット

イノベーションクラウドは、企業側、会員側、双方にメリットがあります。

企業側のメリットは、
幅広い立場の人から一気に大量のアイデアを集められること。

自分たちだけでアイデア出しをやろうと思うと、
どうしても立場が偏るし、一気に1000人とか集められません。

反対にそれを用意しようと思うと、莫大な費用がかかってしまいます。

イノベーションクラウドを利用すれば、
入賞者への賞金だけ用意すれば(+事務局に払う分はあるけど)
できるようになります。

とても大きなメリットです。

では会員側のメリットはなんでしょうか?

会員側のメリット

私は実際に会員として参加していて、
結果的にランキング上位者として賞金を受け取っていますが、

会員として参加するメリットは実は賞金ではないと思っています。
私が感じている会員のメリットは大きく3つ。

  1. 普段出会えない人と一緒にアイデアを競える
  2. 他の人の出してくるアイデアが自分にとって学びになる
  3. 企業が時代を先読みし、どんな企画を出そうとしているか分かる

普段出会えない人と一緒にアイデアを競える

私はこの通り、普段は清水にある(※2020年~東伊豆に定住しました)自宅から、
主にスマホでアイデアを投稿しています。

この通り、普段は3人の小学生の子がいるお母さんで、
週4日のパートで半日だけ事務をしている、そんな私です。

そんな私が、イノベーションクラウドのHPの説明文をお借りすれば
“1000人以上の国内外MBA学生/OB、クリエーター、マーケターなど”
と呼ばれる人達と一緒に(私でよく審査に通ったなとも思うけど)、

自分のアイデアを競い合えるのです。
すごい時代になったな。』と思いました。

クラウドという場所を介することで、自分が清水にありながら
都内の人や、もしかしたら海外の人とも一緒に何かをしているって
めちゃくちゃワクワクしますね。

家にいる=こもる
ではない時代になっています。
家にいても、社会への入り口は開かれているのです。

他の人の出してくるアイデアが自分にとって学びになる

2つ目のメリットは、他の人のアイデアが学びになること。

1つの“お題”に対して、会員が一斉にアイデアを投稿します。
誰がどんなアイデアを出したかは結果発表まで知ることはできませんが、

結果発表後は企業側が開示できる範囲で、
アイデアの概要と評価のポイントが会員に公表されます。

自分では想像もしなかったアイデア、なるほどと唸るアイデア、
1人で何本も入賞させ、この人すごいな、みたいな驚きなど、

自分にない視点からのアイデアが毎回すごく学びになります
これだけでも参加する価値は十分にあると感じています。

企業が時代を先読みし、どんな企画を出そうとしているか分かる

そして、3つ目のメリット。
企業が先を見て何を仕掛けようとしているか分かる。
これが私は一番大きいメリットだと感じています。

“お題”では企業名が明かされず「某飲料メーカーが……」みたいな感じで
伏せられていたりするのですが、

お題を読んでいると
『あっ、どこかの企業は今これぐらい先のことを想像して、
 こんなことを仕掛けようと思っているんだな。』
というのが分かるんですね。

アイデア出しは
お題によって「数年内に実現可能なもの」から
「まだまだ夢物語でもよい」ものまで幅広く問われます。

どれぐらい未来を想像しているかという期間は様々ですが
どれも完全に、まだ世の中に出ていない仕掛け
です。
その内容はもちろん、口外してはいけませんが。

先に知ることができるのは、すごく、おもしろいし勉強になります。
私はこれが最大のメリットだと感じています。

私がイノベーションクラウドに参加したきっかけ

私がイノベーションクラウドを知ったのは2年半前。
流れてきたFacebook広告でした。

もともとアイデアを出すことは楽しく好きで、
自分の中では『得意だ』と思っていたのですが、

それは主観的な判断でしかないので、
『本当に自分がアイデアを出すのが得意なのか試したい。』
みたいな気持ちで登録しました。

メリットにも書いた通り、
もし結果が出なくても他の人のアイデアを知ったり
企業の視点が分かるのは勉強になるんじゃないか、とも思いました。

会員になって、初めてのコンテストで入賞しました。
『???』
『新しい会員を飽きさせない工夫か?』と疑いました(笑)。

でも、そのあとも入賞したり、しなかったりと、ぽつぽつ入賞して……

会員は賞金のほかに、入賞するとポイントが入るんですね。
それでポイント数でランキングされて年間ランキング上位者には
ボーナス賞金が加算されるのですが。

私は、season4の途中から開始し、前回のseason6で8位になりました。

自分でも驚いていますが、私の投稿は普段の生活で本当に困っていて、
ここがこうだったら便利なのにと思い付くものを挙げているので、

ビジネスマンや学生さんが多く集まるクラウド上では
生活環境が違う視点からのアイデアを提案できているのかもしれません。

私はイノベーションクラウドに参加して考え方が変わった

入賞したアイデアのいくつの案件は、
(株)博報堂コンサルティングさんとの協業で進めるものでした。

とても頭を使うもので、
『請けますって言っちゃったけど、私で大丈夫かな。』と
かなり緊張した仕事でしたが、良い成果を上げることができました

“お母さん”としての時間の流れが日常となっていた私にとって、
クラウドを通してのお仕事は非日常的な感覚で、とても刺激的でした。

「東京の赤坂に請求書を送る用事がある」という1つの事実が
私の中でも小さな自信になっていました。

このように家に居ながらもクラウドを通じて、
やり応えのあるお仕事を何度か経験させていただき、

私は2つ、考えが変わったことがありました。

1つ目は、家にいながら、やりがいのある仕事を請け負うのは無理じゃないこと

もちろん、年にたった数回の案件で喜んでいるようでは
自分の仕事と言えるような収入にはなりませんが、

それでも、「私でもできるんだ。」
やりようによってはできる時代なんだ。」と知れたことは、
“家にいたら何もできない”と思っていた数年前の私に比べて、
大きく考え方が変わるきっかけになりました。

2つ目は、家にいようが仕事に見合う報酬をちゃんと受け取るのが大切ということ

協業の案件などを通して、
ちゃんとやり応えのあるお仕事と報酬を頂いて、

前回の投稿に詳しく書きましたが「在宅」と「働く」をつなぐには
“おこづかい稼ぎでいいや”っていう考えでいたらダメなんだなと
思い直しました。

在宅ワークって、やるつもりで検索してみないと
分からないところなんですが、

『そうじゃないんだよ!』って思う変な?案件が
いっぱい引っかかります。

人海戦術の要員として、辛くなって辞めたら、はい次の人みたいな。

でもそれを『違うんだよ、おかしいよ。』って
思える目になれたのは、イノベーションクラウドに出会えたおかげです。

興味のある方、会員登録してみてくださいね!

ということで。

イノベーションクラウドへの感謝の気持ちを込めて
そしてこれからの自分に、自分で背中を押すために。
イノベーションクラウドの魅力について紹介しました。

会員登録は無料ですので、
参加するだけでかなりいい学びになりますから、
興味を持たれた方はぜひ、参加されてみてはいかがでしょうか。

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