私が一番、ライフプランを体験してほしいと思っている立場の方は、
- 結婚や出産がきっかけで仕事を辞めて専業主婦でいる方
- 育休中で、一旦仕事から離れて家にいる方
です。
ライフプランで働き方に対する気持ちを整理する
私が結婚を機に会社を辞めたのは25歳の時。
夫とは遠恋だったので、私にとっては結婚=退職でした。
もしかしたら別居婚とか、働き続ける方法はあったのかもしれないけど、ただその時に「仕事を辞めても一緒に暮らしたい」という気持ちになったのは自然な流れでした。
大卒で入社して最初の1年はほぼ研修で、初めて仕事を任せてもらえた2年目。
結果的に、それをひとつ形にして、引き継いで辞めた形になりました。
本気で就活をして。希望の職で働いたのは2年ちょっとでした。
今思えば入りたての新人に任せてもらえる仕事なんて、大したものではなかったのかもしれないけど、当時の私には全力でぶつかってやりきった仕事でした。
理系の技術職だったので、「新しいものを創る」感覚が楽しかった。
悩んだり工夫したり、頭をフル回転させて1つの形にする、創り上げる感覚に、「仕事の楽しさってこんなところなのかな~」という気持ちになったところで、辞めることになったのです。
働く楽しさを置き去りにした
『私もっとやれるのに。』という気持ちを宙ぶらりんにしたまま。
いや、宙ぶらりんというよりは心の奥底に閉じ込めた感じです。
同期の中でも私は結婚出産が早かったので、同期の友人達とワクワクしながら同じ道を歩いていたはずなのに、私は見える景色が一変しました。
そして、
世界各国に事業所のある会社だったので、同期のみんなが世界中を飛び回って活躍しているという
”風のたより”を聞くたびに
「双子ベビーカーを押して半径500メートルの行動でいっぱいいっぱいな自分」
というギャップにショックを受けていました。
……語り出すと止まらないので詳細はこちら。
女性の人生は振り幅が大きいからこそライフプランが大切
で、このエピソードで何が言いたいのかというと、私はこの経験から「女性の人生ってこれだけ振り幅がデカいんだ。」っていうのを身を以て知ったのです。
だから伝えたい。
仕事を辞めて専業主婦の方も、育休中で復帰後どうしようと悩んでいる方も、暮らしを見つめる時間がある「今」が、”選択のタイミング”だと思うのです。
それは、これからの自分が、どんな生き方・暮らし方をするのか。
どんな道を歩むのか。という道の選択です。
その選択にライフプランが役立ちます。
一般的に、ライフプランは「保険の見直しや住宅購入の見積もりに使うもの」っていうイメージが強いけれど、私は、あの頃の私みたいに「働きたい気持ち」と「ママという立場」に折り合いが付かなくて
悩んでいるママに、一番ライフプランを使ってほしいと思っています。
「これからの日本に、このライフプランの使い方が役に立つ!」ということを小論文で訴えたら、日本FP協会のコンクールで奨励賞も頂けました。
保険や住宅だけじゃない、新しいライフプランの使い方に注目してください。