アリとキリギリス。
誰もがストーリーをよく知る、有名な童話です。
さて、この童話で正反対のように描かれる、アリの人生とキリギリスの人生。
いったい、どっちが正解でしょうか?
アリとキリギリスの生き方は、どちらが正解?
私が思うには、これはどっちも不正解です。
キリギリスの人生が不正解なのは、そりゃそうですよね。破たんしています。
では、アリの人生は?
アリとキリギリスの童話は、遊んでばかりいるとこうなるよ、アリのようにせっせと働かないとこうなるよ、というのが教訓な物語です。
私達は、どちらかというとアリ気質です。
一生懸命働いて、貯められるだけ貯める。
アリの人生は、「貯められるだけ貯めるところ」が不正解です。
貯めることを目的にして貯めていると、使うことが怖くなります。
なぜなら、使うことによって「可能なかぎりの最大限」という前提が崩れてしまうからです。
すると、もし将来的に足りなくなったときには「あのときに使ったからだ」と後悔することになるので、それが怖くて、使えなくなってしまうのです。
大切なのは目的と計画
アリもキリギリスも、大切なのは「目的」と「計画」です。
②必要な量はどれぐらい?
③その量を集めるためには、どれぐらい働けばいいの?
3stepの順を追って、まずは目的と計画を考えること。
貯めることは、目的ではなく「手段」なんです。
と、まぁそんなことを例えにしたらおもしろいかもと思いついたのですが、虫ですし童話ですし、
『アリさんはまず、将来どんな風に暮らしたいかを考えました。
そして、その暮らしに必要な蓄えはどれぐらいかを見積もりました。』
なんてくだりがお話の中にあったら、シラケますけどねぇ(笑)。
必要なのはライフプラン
正解・不正解という言い方はちょっと極端でしたが、でも私達は、①~③の3stepに沿ってどう生きたいのかを考えてみることは大切です。
それがライフプラン。
そして私が声を大にして伝えたいのは、
アリさんだって、3stepで見積もった時間以外は、キリギリスさんのように使ってよかったんだよー。
ということです!
人生を謳歌しようと思ったら、歌ってる時間も、冬に備える時間も、どっちも大事ですものね。