うちの末っ子くんは現在、年長さん。来年には小学生です。
年中さんからおこづかい制にチャレンジしている末っ子くんですが、
何回教えても、「両替」の仕組みが理解できません。
10円玉10枚で100円玉が1枚。
1000円札10枚で10000円札が1枚。
どの組み合わせでどうなるのか、同じ金額ってどういうことなのか、
これまで、なかなか理解できませんでした。
ところが。
先日、夫が私に「1000円札10枚を1万円札に替えて。」と言うので交換したところ、
その様子をちょうど末っ子くんが見ていたのです。
「今、何したの?」
「1000円札10枚を1万円に交換したんだよ!」
夫が答えます。
そして、「いいか、……」と末っ子くんに両替の仕組みを解説し始めたのです。
私は
『あぁ…これは末っ子くんには理解できない話だ』と思ったのですが……。
なんと、これまで全く理解できなかった話を、一発で完璧に理解したのです。
驚いたのは私の方でした。
なぜなら、私自身は『今の説明で本当に分かる!?』と思ったからです。
これまでの私の説明は、こんな感じ
ちなみに、これまでの私の説明は、こんな感じでした。
「1000円札が10枚集まると1万円札になれるんだよ」
イメージはこう。1000円札君がわーっと集まってきて、10枚揃うと1万円札に変身!みたいな。
双子のお姉ちゃん達は小さい頃、この説明ですぐに両替を理解できたのです。
私はストーリーのある話の方がイメージしやすいので、このように説明していたけれど……。
逆に末っ子くんとしてはさっぱりイメージできなかったのでしょう。
『はぁ?人じゃないのに集まるってなに?お金は生きてないし。足ないし。』
といった具合でフリーズしていたんだと思います(笑)。
夫の説明は、こんな感じ
一方、末っ子くんがすぐ理解できた夫の説明は、こんな感じでした。
1000円には0が3つある。だから10000円の0を3つ消す。
0を3つ消したら、あとは『10』って書いてある。
だから、10000円札と1000円札を交換するときは、1000円札は10枚必要。
私には、ちんぷんかんぷんな説明です(笑)。
だから、末っ子くんが目をキラキラさせて「そういうことか!」と言ったときには、
心底ビックリしました。
けれど、100円→10000円でも、500円→1000円でも、10円→500円でも、答えは完ぺき。
「うそーあんなに、分かってなかったのに!?」と信じられない気分でした。
脳みその使い方に、得意と不得意があるのかも?
私にとって、夫の説明はすごく理解するのが難しいです。
0が3つあったら、なんで0を3つ消すの?
3つ隠したら10だけど、なんで交換する枚数になるの?
そこのストーリーがつながらないので、私なら覚えられないし理解できない。
でも末っ子くんにとっては「そうなる」っていう事実だけを端的に見る方法が
脳みそには合っていて、そこに「なんでか?」っていうストーリーは必要ないらしい。
そして末っ子くんは「交換する」「必要になる」など、
音読みの熟語の方が意味を覚えやすいみたい。
だから「集まるよ」と言うより「集合するよ」の方が伝わりやすいのかも。
次はそうしてみよう。
……ちなみに末っ子くんの今、ブームな言葉は「可能性が高い」です。
「今日のママは遊んでくれない可能性が高い」とか言います。どこで覚えたんだw
まとめ
ということで、何回説明しても両替が理解できないときに試してほしい方法とは。
「説明する人を交代してみる」
これが効くかもしれません^^
得意な脳みその使い方というようなものが、人それぞれあるのかもしれませんね。
これからも算数の宿題とか、私が言ってダメだったら旦那と交代しようと思います(笑)。