時間はお金で買えるか?
問答のように、考え方によっていくつも答えが出そうなテーマです。
お金で時間を買う方法
私は「買える」と思っています。
例えば、お掃除ロボット。
普通の掃除機より高いですが、買うことで掃除機をかける時間を省くことができます。
食器洗い乾燥機。
自分で食器を洗って干して拭くこともできるけれど、買えばそれらの時間を省くことができます。
このように時短の為の家電製品にお金をかければ時間を作ることができるので、“時間はお金で買える”と考えます。
買った時間の「使いみち」を考える
お金をかけて、時間を買う。
では買った時間はどうなるでしょう?
その時間はきっと、何か別のことをする時間になっているはずです。
買って作った時間に、入らなかったはずの予定を入れていく。
これを繰り返していくと、どんどん“忙しく”なります。
反対に、掃除や食器洗いに時間をかければ、お掃除ロボットや食器洗い乾燥機を買うお金は要りません。
ほうきや雑巾でやろうと思えば、掃除機すら要らないかもしれません。
時間をかければ、お金はあまり使わずに済みます。
どれぐらい時間を掛けるかのバランスが大切
たくさんのモノが溢れていて、モノはどんどん便利になっていて、現代のスピード感はすごいものです。
でもそういったモノを使わなくても、全部を手仕事にして時間をかければ、極端な話、自給自足の0円生活だって成り立ちます。
どっちの暮らしが良いとか悪いとかではなくて、私達は「暮らし方を決められるぐらい豊かだ」ということではないでしょうか。
だから、自分はどんな暮らし方を求めるのか。
どうしている自分が理想なのか。
優雅とは高層マンションで100万ドルの夜景(例えが古い(笑))とワインを楽しむことなのか。
それとも、古民家で虫の声を聴きながらが満天の星空を見上げることが優雅なのか。
それぞれの価値観を元に、主語を自分に置いた「どうしたい」をまずは考えることが大切だと思います。
そうでなければ、ただ働き、ただ忙しくお金を稼ぎ、稼いだお金で時間を買い、その時間でまた働き……
みたいな“ただ無限に忙しいループ”に落ちてしまうかもしれません。
(働くことの先に夢や目標や理想の自分があって、“充実した忙しさ”ならいいんですよ。)
「時間のかけ方」と「お金のかけ方」。
そういえば、どっちも「かける」なんですね。
どっちにどれぐらいずつ「かける」のが自分の理想の暮らしなのか、考えてみる時間も大切だと思います。
時間は買えても、“のんびりする時間”は意識しないと作れません。