私は3人子どもがいて上の2人は一卵性の双子の女の子なのですが。
双子の子育てのアレコレを語り出すと何話でも投稿できそうなので(笑)、
またときどきそんな話題も入れたいと思いながら書いています。
双子が生まれて10年が経ちました
双子が生まれてから子育ての時間はあっという間に過ぎていき、双子のお姉ちゃん達は今年4年生になりました。
4年生といえばマリオが無敵スターを獲ったぐらい“恐いもんナシ”なお年頃で、とても生意気な物言いをしてきます。
でも、根はまだまだお子ちゃまで。
末っ子くんと一緒にルパンレンジャーvsパトレンジャーを本気で見ていたりするんですよ。
で、「〇〇なんてあり得ないよねー。」なんて、大人ならばスルーするであろう、あえての変身シーンを(例:変身シーンが超長くて今やっつければいいのにね、みたいな部分)をスルーできるほど大人ではなく。
夢の演出に片っ端からツッコミを入れては、まだまだ夢を見ていたい末っ子くんをすっかり興ざめさせています(笑)。
まぁ色々と面倒くさいお年頃です。
これも大人への階段でしょうか(母は仲介に疲れます)。
双子の子育てで一番気を付けていたこと
そんなお年頃な双子娘ですが、
年齢が上がるにつれてお揃いの服を全く着なくなったり(好みの色や雰囲気が全然違う)、
好きな子の話で盛り上がったり(お互いにお互いの好きな子を『どこが?』と思うらしいw)、
日々の話題も、私の対応も、年齢と共に変わってきたなぁと思うこの頃です。
そんな双子娘を手探りながらも育てている(心情では「育てる」というより
子守りをしているだけで「育つ」のをただ待っているような)私ですが、
「生まれてくる子は双子だ」と分かった時点で、早くから「これだけは気を付けよう」と心に決めていたことがあります。
きっと特別双子でなくても、兄弟間でも同じように気を付けようと考えるお母さんがほとんどだと思いますが。
それは、「お互いを比べないようにしよう」です。
年齢が上がってきて、近頃はなおさら意識するようになりました。
「比べないようにする」は当人同士のあいだでは難しい
でも、同じ学年で同じ内容のテストを受けて、友達や先生はどっちの子のこともよく知っていて……という環境なので。
やはり双子は、お互いにはお互いを、良くも悪くもバッチバチにライバル視するんですよね。
私は、
「AはAで、BはBなの!AはAの得意があって、BはBの得意があって、AとBは別の人間なんだから、そんなの当たり前でしょ!!」
ということを本当に事あるごとに、口酸っぱく伝えているのですが。
当の本人達には、なかなか実感として伝わらないようです。
『言ってることは分かるけど、でも……』という感じ。
「私はすごくないんだ」という誤変換が起きる問題
私が一番困っているのは、私がAに対してすごかった部分を褒めると、BがBの中で「Bはすごくない」という誤った変換をすることなんです。
がんばったことや、何か賞をもらったりしたら、「すごいじゃーん!!」って一緒に喜んであげたいし、できればBにも、「Aすごいじゃーん!!」って一緒に思ってほしいんですけど……。
現実はどうかというと、その場面でBは「私だってすごいの!!」と駄々こねし始めるんです(昔からそう……これは何歳までやるのか……)。
そこは、「Bだってすごいの」じゃなくて、賞を獲ったAがすごいのであって、Bはすごくないとは私は言ってなくて、たまたま今回はその出来事が単にAの身に起きたのであって……
と書いていくと文章がややこしくなってくるんですけど。
逆パターンも同じようにあるんです。
Bが何か特別な役に選ばれたりしたら「すごいじゃーん!!」って言いたいし、私は言うんですけど、するとAが「私はすごくない」って自分で勝手に誤変換するんですね。
そんなことに配慮していたら、どっちも褒められなくなるじゃないですか。
そして2人同じように扱うことしかできなくなってしまいます。
「比べないこと」は「同じにする」とイコールではないのです。
比べないからこそ、一人一人をちゃんと見たい
習い事で、片方だけ合格することもあります。
我が家は水泳を習っていますが、スイミングの進級テストの帰りの車内ったらもう、片方だけ合格したときにはアニメなのかってぐらい、後部座席の右と左で空気の色が違って見えますよ(笑)。
でも、そのあたり、気を遣って『どっちも同じになるように』なんて私はやってほしくなくて。
学校も習い事の先生も、そういうところはきっちり別々の人扱いで(当たり前ですけどね)容赦なくやってくれるので、ありがたい限りです。
進路を選択するような年頃になっていったら、これからますます、周りから比べられるセリフを直接聞くことも増えるでしょう。
「〇〇ちゃんは〇〇できるけど、〇〇ちゃんはできないんだね。」とかね^^;
事実は事実として「そうなんだよね~」って、気にせず流せるようになってほしいなぁ。
双子だけど「何もかも一緒」じゃないし。
自分は自分だからって考えられるよう育ってほしいなぁと、どうしたら分かってくれるかなーと気を揉みながら、現在も見守り中です。
まぁ……私が気を揉んだところで分からせるのは無理なので、ガツーンと気付けるキッカケに自分で出会ってほしいなと思っています。
“誤変換”は大人になっても気を付けたい
でもでも、「〇さんすごーい ⇒ 私はすごくないんだ」の誤変換は大人でもやっちゃうときってありますよね。
私も、気になる誰かが褒められていると、私はできていないねって指摘されているみたいに自分で変換して、自分で勝手にグサッときて凹んでいたりするときがあるので。
いやいや、そんなふうには言われてないし、言ってる方もそんなふうに思ってないはず。
誤変換しないように気を付けないといけないなぁ、と思います。
お腹から一緒にいるなんて、双子ってお互いにどんな存在なんでしょうね。
私には周りから「本当にそっくりで見分けがつかないよ」って言われるほど似てる顔にも見えていないし、仕草から喋り方から、全く別々の人に見えていて、ただ学年が一緒っていう(ピアニカも絵の具セットも2つずつ注文しなきゃって思う)だけのことなのですが。
なかなか、相手を意識しないって思えば思うほど意識してしまうし、難しいものですね。
【2023.6.02追記】
娘達は中3になりました。進路選択の時期です。
今このブログを私もそんなことに悩んでいたなぁと懐かしく思います。
もう、すっかり「自分は自分!」に育っている娘達。
進路選択も、それぞれの考えて選んでいて頼もしい。
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